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新築マンションでは、モデルルームを見て購入を決める場合がほとんどです。しかし、居室の全タイプを見ることはできませんから、モデルルーム以外のタイプの部屋は、図面で見て想像するしかありません。

窓からの眺望や日当たり、梁がどのあたりにあるか、間取りの雰囲気など、知りたいことはいっぱいです。それに、風向きの具合で入ってくる近所からの匂いなども気になるところ。その点、中古マンションは、すでに建っており、人も住んでいます。実際の部屋を確認することができますので、眺望も日当たりも居室の広さも、そして匂いも、しっかりと確認して選ぶことができます。

マンションの構造や施工状態もチェックしておく必要があります。判断基準の一つは、建築基準法で定められている「耐震基準」です。現在の「耐震基準」は1981年に定められたもので「新耐震基準」と呼ばれています。現在の建物はこの耐震基準に沿って建てられており、その基準を満たしていれば、通常起こりやすい程度の地震で壊れることはないと言われています。

しかし、2005年に起きた「耐震偽装事件」などの例もありますから、施工技術や構造はしっかりしているか、実績のある会社が建てているかどうかなども、前もって調べておきたいものです。事件以降、業者や管理組合が耐震強度をチェックし直すところも増えましたので、中古マンションの場合、管理組合に聞けば、耐震強度の調査やアスベストの使用の有無も教えてくれるはずです。



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